
繊細なタッチからダイナミックな大音量まで楽器の能力を最大限に引き出す、日本を代表するピアニスト。
東京音楽大学付属高校を経て、ジュリアード音楽院に学ぶ。1983年日本国際音楽コンクール2位入賞。1987年リーズ国際コンクール3位入賞。これを機にロンドンと東京を拠点として活動を始める。NHK交響楽団、読売日本交響楽団、東京都交響楽団、東京交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、大阪センチュリー交響楽団など、日本の主要オーケストラはもとより、フィルハーモニア管弦楽団、エーテボリ交響楽団、サンディエゴ交響楽団、ラハティ交響楽団、など、またサイモン・ラトル、レナード・スラトキン、オズモ・ヴァンスカなど、世界の主要オーケストラ、指揮者との共演も数多い。オーストラリア室内楽音楽祭、ラトビア音楽祭、オールドバラ音楽祭など海外の音楽祭に参加。各国の国際コンクールの審査員も勤める。BBC主催音楽コンクールの審査員や、チータム音楽院夏講習会、ギルドホール音楽院、東京音大付属高校でマスタークラスや個人レッスンを行い、王立音楽教育協会の教材に協力するなど、若いピアニストたちへの関わりも深い。
1996年の武満徹ピアノ作品集の録音以来、北欧最大のレーベルBISと専属契約を結び、話題を呼ぶ22枚のCDをリリース。現在、ドビュッシー・ピアノ作品全集の録音が進行中である。いずれも英グラモフォン誌を筆頭に世界各誌で特選盤、BBCラジオで「今週の一枚」として選出されている。08年2月に4枚目となる最新盤「ドビュッシー練習曲ほか」をリリース。
英国の実力派ピアニスト、キャサリン・ストットとピアノデュオを結成。2003年、2人のために作曲されたBBC委嘱作品、G・フィトキン作曲の2台ピアノ協奏曲「サーキット」を世界初演。2004年日本初演。同曲は、2007年にミューザ川崎シンフォニーホールにて東京交響楽団とCD録音をし、09年に発売予定である。
デビュー20周年を迎える2008年にはサントリーホールで記念リサイタルを行い、自身の演奏活動における過去・現在・未来を見通すプログラミングで、「光の角度によって異なる色合いを放つオパール石のような輝き」と絶賛された。
今シーズンは、ミネソタ管、ロイヤル・リヴァプール響、ケニア演奏旅行、オーデンセ響、フランス・リル音楽祭、ラ・フォル・ジュルネなどに出演、打楽器奏者エヴェリン・グレニーと菅野由弘「アースストリーム」を世界初演、ピアニスト、ピーター・ドノホーとの共演など、国際的で多彩な活動を展開している。来シーズンは、藤倉大の作曲によりフィルハーモニア管とピアノ協奏曲の世界初演が予定されている。
また、執筆活動にも積極的で、2003年〜2007年の5年に渡り音楽之友社刊「ムジカ・ノーヴァ」誌に“小川典子のロンドン・メール”を大好評連載。このほか数多くの執筆原稿をまとめ、新たに書き下ろしを加えた本、「夢はピアノとともに」が時事通信社より好評発売中である。
ミューザ川崎シンフォニーホール・アドヴァイザー。「ジェイミーのコンサート」主宰。
1999年文化庁芸術選奨文部大臣新人賞受賞。2006年川崎市文化賞受賞。
オフィシャルホームページ http://www.norikoogawa.com/
【印刷用ページ】
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